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1.場所 佐賀市水ヶ江1丁目佐賀銀行水ヶ江支店南30メートル
2.最寄り駅 佐賀駅
3.TEL 0952−26−1076
4.予算 500円から〜
5.時間 18時〜25時、日曜日お休み
6.CDとレコード
7.リクエストノート無し

とく様のレポート

2002.12.6
ジャズとは直接関係の無いことかもしれません。
30年は昔の春のことになりますが、
当時、妙な放浪癖のあった私は、親に行先も告げず一人自転車で南九州を目指したことがありました。
阿蘇の高森町を過ぎ、曲がりくねった細い国道を進行中に気まぐれな春の雨に会い、蘇陽町二瀬本の廃屋で早朝発の緩い眠りに浸りながら、暖かい帰宅を夢見ていた。
覚めては冷たい春の雨、寂しくて、こんな思いは二度とするまいと何度心に思ったことか・・・。
不思議なことですが、忘れていたはずのそんな光景がふと蘇る瞬間があります。
ロンドで聞くバド・パウエルピアノの背後のの唸り声や、ジム・ホールのギター、ビル・エバンスのピアノの音に浸っているときに、突如として遠い雨の記憶が蘇るのです。
ジャズを知らなかった頃の記憶が、ジャズを聞くことで蘇るなんて、変な話ですよね。
ロンドの音は、不思議に妙な懐かしさで私の心を包んでくれます。
通いはじめて25年ですか・・・当初の頃よりは音がだいぶ丸くなった感じがしますが、それはそれでマスターの年輪が感じられて「しみじみ」ときます。
マッキントッシュのC32+MC2300、JBLバックロードホーンから思いもかけず、豊かで人懐っこい音を聞かせてくれる、そんなロンドのひと時は私の大切な「心の居場所」でもあるのです。

組合長:なかなか詩人ですね。僕にとってロンドはメグやナジャになるのかもしれません。


2002.11.17
ロンドのマスターは日本バーテンダー協会の会員でもあり、当然お店でもカクテル、ウイスキィー、日本酒、焼酎と色んなお酒を用意してあります。
中でも、スコッチのシングルモルトウイスキィーに関してはマスターの深い思い入れ?もあってか、ほぼ全メーカーの200種類を優に超える銘柄のお酒が楽しめます。
また、九州人ですから焼酎に対する理解も深く、今巷で超入手困難な「森伊蔵」などは発売直後の平成元年9月頃より店に置いてありました。最近はやはり、入手が難しくなったと嘆いておられるご様子です。
そんなことですから、無理して入手困難なものを店に置く苦労より、まだ知名度の低いローカルなお酒の中に、美味い酒を発見する探究心にも燃えていらっしゃいます。
ところで、私も色々なところで色んなお酒を飲み歩いてきました。カクテルにしても、100人のバーテンダーがいれば100種類の個性があることも十分承知しているつもりです。
若いバーテンダーによるカクテルは、それなりの若さや力強さがありますし、営業本位の店でだされるカクテルは値段相応の薄っぺらな味しかしません。
しかし、ロンドで出されるカクテル、特にショート系のカクテルの奥行きの深い味わいは、さすがこの道45年(創業は昭和33年頃だそうです。)の重みを、重圧でなく、さらりと通り過ぎる春の風のように妙に、懐かしい感触で私の心を満たしてくれます。
繁華街でなく、国道と県道の交差する、決して人通りの多くない交差点の近くに店を移したのも、「店を知っている人に来てくれればいい」というマスターの気配りの現れだと私は思っています。
初めての人には見つけにくい店ですが、運良くロンドにたどり着けた方は幸運です。私自身、マスターが大勢のお客さんを相手に忙しそうにしているところを見たくない。ですから、18時の開店と同時に店に入り、1時間くらいで立ち去ります。この間ほぼ貸切状態で、売上はせいぜい2〜3千円でしょうが、う〜ん、やっぱり賑やかになってほしくないですね〜。

組合長:さっそく長い投稿をありがとうございました。とく様のロンドに対する深い愛情が感じられます。


2002.11.9
かって、坂田明や豊田××が訪れたこの店は、九州でも残り少ない???ジャズバーの老舗として生存しています。
創業50周???
佐賀の歴史を語る生き証人の一人ですな〜。


組合員の投稿

2006.3.17 学生時代のこと トワ・エ・モア様
そうです。”ロンド”です。
忘れかけていた名前を三十数年ぶりに思い出しました。
70年代です。彼が好きでいつも一緒に行っていた店です。
私はジャズはわからなかったけど、チックコリアとかコルトレーンの名前を覚えました。彼とは結局別れましたが、今でもあの頃のジャズを聞くと、細長くて暗い店と自由だった学生時代を懐かしく思い出します。


2002.11.22 酒と音楽が好き imagine様

情報誌の取材を受けてマスターは、
「酒と音楽が好き。単純な理由ですね」
と答えていた。
好きなものをシンプルに追い続けることの難しさを、イヤというほど体験してきた完全オヤジの私には、ドキリとさせられる言葉である。

佐賀市で最初のジャズ・喫茶(バー)として産声をあげ、今では唯一のジャズ・喫茶(バー)となっている所以は、そんなマスターの、変に大人にならない、ピュアな気持ちのせいなのだろう。
大型プロジェクターが映し出す映像は、ジャズの枠を超え、その時点でマスターが一番興味があるものが映し出される。ロックしかり、クラツシックしかり。時には音楽の境界を飛び越え、映画だったり、サッカーだったり。
私語が許されないジャズ喫茶とは、異次元の世界だ。
私はここで、二千枚というコレクションの中から、マスターがチョイスするレコードを聞いて、ジャズを学んだ。いや、マスターのポリシーに従えば、ジャズを楽しんだ、と言うべきか。
ずいぶん昔の話だが、山下洋輔のコンサート(佐賀市文化会館)のあと寄ってみると、その打ち上げ会場になっていた。山下洋輔は、「くちぞこ(おしゃれに言えば舌ビラメ)の唐揚げ」をいかにもオイシソウに食べていた。黒人のベースマン(その日のコンサートはまるで、ベーストリオという感じがした)は、マッカランのロックをグイグイ飲み干し、踊りだしていた。そのベースマンは、この店の「モード」をイチゲンで理解したのだろう。
決して、派手なバフォーマンスはしない。
シェイカーを振るのを、ショー・アップされた見せ場と考えるアップ・デートとされるバーとは、ベクトルがまるで違う。
シンプルに好きな音楽を聴き、好きなものを食し、好きな酒を飲む。
ただし、そのシンプルさの核には、確固としたアイデンティティが根付いている。
そんな店が、ロンドだ。

(とく様の補足)
マスターは日本バーテンダー協会から、2002年度ベストバーテンダーとして表彰を受けられています。「シンプル」に、こだわり続けるにはやはり、ベースとなるテクニックは必要ですね。


他にも投稿をお待ちしております


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