JAZZ協同組合

JAZZ喫茶は死んだのか?(2023.1.1)

令和時代のジャズ喫茶界隈について

もう無くなる、、下火だ、説滅危惧種と言われ続けたジャズ喫茶であったが、令和5年となった今も健在である。
むしろ昨今は日本のジャズ喫茶は世界に飛び出せといった動きがあるくらい、このマニアックな喫茶店ビジネスが新陳代謝を繰り返しながら陽の目を見る機会も出てきている。
そういう意味ではJAZZ協同組合 組合長が1997年の大学4年生の時に感じていた危機感は結果として杞憂であったわけであるが、一方で「ジャズ喫茶は人気なのか?」というと必ずしもそう言えるわけでもなく、
・昨今の豊かさによる趣味の多様化をベースとした新しいマニア層による底上げ
・店側と顧客が折り合いを付ける形のライト層の取込み
等々、様々な要因・努力によって商売として成り立っているわけである。(実にあっぱれである)
というわけで、旧来からのマニアとしてはやはりジャズ喫茶は応援していきたいなと。
そういう対象である事は変わらないのである。

今、ジャズ喫茶の情報に触れる為には

組合が発足した1997年頃は、ジャズ喫茶の情報を発信するサイトは他に無かったが故にJAZZ協同組合はかなりのアクセスを集めました。またサイトに併設されたBBSやメーリングリストも当時のジャズ喫茶界隈ではガリバー的な存在となっておりました。
しかしながら、組合長も就職したりミュージシャンとして活動したりと時間が経過していく中で気が付けばネットの世界ではSNSが台頭。食べログ等の飲食店紹介サイトも一般化。
いつしかJAZZ協同組合が提供してきたマニアックなジャズ喫茶情報は、少なくとも「これからすぐにリアルな店に行ってみよう!」という方からすると一般的な情報源を頼ったほうが適切なケースが目立って来ておりました。
また忘れてならないのは「JAZZ喫茶案内」という素晴らしいサイトの存在です。こちらは尋常ではないジャズ喫茶熱と編集・デザインのスキルが素晴らしく、現在を生きるジャズ喫茶ファンは絶対に見るべき内容となっています。ある意味、組合長が目指していたものだったりするわけです。


そんな中、JAZZ協同組合は何をするのか?

時代の流れを受け入れる事はとても大切な事。
というわけで、JAZZ協同組合は新鮮で正確な情報更新が必須となるカタログスペック的な情報掲載からは撤退します。
そして、組合長による独断と偏見に満ちたジャズ喫茶愛に則ったコンテンツとしてリニューアルいたします。
…といっても急にジャズ喫茶全国行脚などをするわけにもいかない行きませんし、20年以上頂いてきた組合員からの膨大なコメントは今読み返してみても貴重なものが多い事から、これら濃厚な同志の投稿受付は継続していこうと思います。
では何が変わるんだ?
という意見が出てきそうですが、要するにお店の情報サイトからエピソードメインのサイトに変わるという事になります。
もちろん皆さんの投稿の掲載と共に、私自身ものんびりと駄文を更新していきます。

なお、組合のSNS(Twitter)についても実は数年前から開設しております。
有難い事にJAZZ協同組合というブランドは生きているようで素人にしては多いフォロワーさんがおります。
こちらについてもゆるーく更新していきますので宜しければお付き合いいただければと思います。

更新情報・お知らせ

2024/2/12
下北沢の「tonlist」のページを公開!NEW
2024/2/12
愛媛県西予市の「Sound器」のページを公開!旅行したくなります!NEW
2023/9/23
ひばりヶ丘の「リスニング公民館」のページを公開!興味深い佇まいです!!
2023/1/1
全面リニューアル。ジャズ喫茶に純化したコンテンツとして生まれ変わりました。
サイトの雰囲気も最も好みだった2世代前の雰囲気に戻しました。
2022/12/~
コンテンツ改定作業実施。
その中でジャズ喫茶熱が上がり音楽館、MARY JANE、ちぐさ等のコメント追記。
2022/11/28
お店のナビには不適切な古い記載も増えてきた為にサイトの廃止も検討しましたが、投稿を読み返していくうちに組合員の凄まじい熱量と歴史的な価値に気が付き改定を決心。
2022/11/10
過去に投稿してくれた方からたまたま連絡が相次ぐ。
2022/10/1
ジャズ喫茶案内の素晴らしさに改めて感銘をうける。